参考作品 ©GO ITAMI
“イメージの平面化から写真そのものの平面化へ。平面について、そして撮るという行為について。
前作 ‘this year’s model’ を経て、作家が現在進行形で考える写真についての実践と実験。”
伊丹豪は、2000年代以降、個展やグループ展への参加を中心に積極的に作品発表を続けてきました。2004年にはキヤノン写真新世紀佳作を受賞し、2013年にRONDADEから最初の作品集として刊行された『study』と、それを受けて開催された東京・恵比寿POSTでの同名の個展を経て、作品集『study/copy/print』(RONDADE/2014)や『this year’s model』(RONDADE/2015)を続けて発表。伊丹豪の作品に特徴的な平面性と、高精細であるがゆえに生じる現実感の希薄さとを併せ持つイメージの乱立が、鑑賞者の思考を加速させます。今年2月に当スペースにて開催した作品集『this year’s model』と同名の展覧会では、プリントのみならず“写真を撮る”こと、“写真を見る”ことの再解釈から制作された新たな作品群、プリントとアクリルを組み合わせた作品や映像と蛍光灯を使用したインスタレーションを発表。130平米あまりの空間に作品を展開し、表現の更なる発展を見せています。
今回新たに展覧会を開催するにあたり、写真の物質としての平面性を再考し、半立体作品やソニーの 4K SXRD™ プロジェクターVPL-GT100 を使用して映像作品を展開、さらに空間的な展示を試みます。
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会 場 : 中之島バンクス de sign de>
会 期 : 2015年7月25日(土)- 8月16日(日) 月曜休館
開館時間 : 11:00~19:00
※最終日のみ17:00まで
入場料 : 無料
主 催 :RONDADE
共 催 :中之島バンクス de sign de >
機材提供 :ソニー株式会社
プリント協力 :エプソン販売株式会社